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■■■NONNO'S SELECTION■■■          オススメ!レトロなインテリア特集

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□アンティークカップの話

■■■ アンティーク・カップの基礎知識 ■■■
ヨーロッパにおける磁器の生産





ヨーロッパでは18世紀初頭まで、磁器の製法が解明できませんでした。古くからシルクロード経由等で美しい中国磁器がもたらされましたが、生成方法は東洋の神秘であり自国でそれを生産することはできませんでした。
17世紀に航海が発達し、中国や日本の磁器製品が手に入るようになると、その純白な表面と多彩な色絵に対する関心はヨーロッパ中で高まり、伊万里や柿右衛門の磁器を王侯が争って求めました。
ヨーロッパで最初に磁器生成方法を発見したのは、ザクセンの選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世(後のアウグスト2世強力王/在位1694-1733)でした。


マイセン1710~)

1709年に、ザクセン国王アウグスト2世の命により研究してきたヨハン・フリードリッヒ・ベトガーにより、初めて白磁の製作に成功し、翌年磁器工房が設立されたことに始まる窯です。
剣を交差させたマークが有名です。






チェルシー(1743~1784)





1743開設。イギリスの初期製品の質は今一歩といわれていましたが、チェルシーは色絵の上絵付けが素晴らしいことで有名です。伊万里・柿右衛門・シノワズリ風のデザインが多いです。


ロイヤルウースター1751~)

現存するイギリス最古の磁器メーカー。5つの工房の合体で、スティントンをはじめ、各工房の優秀なペインターが製作しています。






セーブル(1756~)

元々ヴァンサンヌにあった窯ですが、ルイ16世の寵妃ポンパドール侯婦人の意見によりセーブルへ移築しました。ロココ様式の影響を受けた絵皿、花器など が有名です。





 

ミントン1793~)

1793にトーマス・ミントンが開設しました。金彩技術に特長があり、19世紀後半において最も装飾に優れたメーカーといわれました。





 



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